TOEICの本番直前ってなんだかソワソワしますよね。だけど、不安なままではもったいないです!
直前の過ごし方を意識するだけで、100点はスコアアップを狙えます。
今回は、本番直前の数日間にスコアを上げる方法を紹介します。
しかも、だれでも簡単に実践できることばかりなので、ノー勉の人も最後の悪あがきをして、高得点を狙いましょう!(私が935点を取った時に実際にやっていたことを紹介します)
- スコアを100点上げるために直前にやるべきこと
- 万全な状態で試験に向かう調整法
ちなみに、本番”当日”にスコアを50点上げる方法については、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
スコアを100点上げる直前の過ごし方
公式問題集を必ず使う
参考書や本でTOEIC対策をしただけでは不十分です。
なぜなら、その状態は「TOEICを知っただけ」の状態だからです。
例えば、自転車の乗り方を知っただけでは、実際には乗れませんよね。自転車にまたがって、ペダルを漕ぐ練習することで自転車に乗ることができます。実際に経験することが大切です。
TOEICも同様です。本番形式の練習を行うことで、本番で力を発揮できるようになります。
次のように、公式問題集でしか得られない経験がたくさんあります。
- 時間感覚
- ページをめくる時間
- マークする時間
- 各パートの繋がり、全体のイメージ
- 単語がどのように出題されるのかが分かる
- 2時間の集中力
- 解けない問題への対処方法
このような経験・感覚を、公式問題集で養うことを本番直前では意識しましょう。
特にTOEIC初心者であれば、公式問題集を解けば解くほどスコアは上がります。
先程の自転車の例ですが、自転車に乗れるようになるためには圧倒的に練習量が必要です。フォームの改良は上級者になってからでOKです。細かい点にこだわらずに、初心者は本番形式の練習をを意識しましょう。
本番1日前に公式問題集を1回解くだけでも十分効果はあります。また、公式問題集は1周だけでなく2周・3周しても効果があります(私が935点をとった時は、1週間前から、1日1回公式問題集を解いていました)。
現在、公式問題集はvol. 1~7まで出版されています。7は最新版ですし、TOEICの新傾向にも対応しているので、まずは7からやることをおすすめします。
公式問題集の種類についてはコチラの記事をどうぞ
▶「TOEIC公式問題集の違いと難易度を解説!おすすめを紹介」
公式問題集の効率的な使い方はコチラの記事をどうぞ
▶「TOEIC公式問題集だけで十分!効果的な使い方!」
パートごとの時間配分を設定しよう
リーディングセクションでは、Part5,6,7から構成されており、75分で90問を解きます。1問1分では間に合わないので、各パートの時間配分を決めておきましょう。
基本的な時間配分は次の通りです。
パート5:短文の空欄問題(30問)、10分
パート6:長文の空欄問題(16問)、10分
パート7:長文読解問題(54問)、55分
時間配分の鉄則は「パート5,6を合わせて20分以下にする」です。20分を超えるとパート7の長文読解を解き終えるのが困難になります(私の場合はパート5を9分、パート6を8分で済ませて、パート7の長文読解に58分使っていました。少しでも長文読解に時間を割くことが大切です)。
本番直前に設定した時間配分を意識して、公式問題集を解きまくることで、スコア100点アップは現実的に狙えます。
マークシートを使って解くべし
TOEIC本番ではマークシートで解答しますが、マークの塗りつぶし時間は馬鹿にならないです。
実は、TOEICのマークの塗りつぶしに2~3分かかっているんです。
3分あれば長文で5問(およそ25点)取れます。言い換えれば、塗りつぶし時間を無視していると本番で25点失う可能性があります。
なので、公式問題集を解く時は、マークシートを使用して解答してください。
マークの練習にもなりますし、何よりキチンとマークにかかる時間を考慮できます。
一番使う教材だけ復習するのはアリ
本番直前は、公式問題集を使用することをおすすめしてきました。
ただ、どうしても不安な場合は、自分が使い込んだ教材を1冊だけ復習しましょう。
何度も言いますが、直前では公式問題集がベストです。その補助として自分が一番使い込んだ教材を1冊だけ復習するのはありだと思います。直前は時間が限られているので、何冊にも手を出すのは非効率的です。
私はTOEIC単語帳「金のフレーズ」を直前でも復習し続けていました。
リスニングの量を2倍にする
スコアが伸びやすいのは、圧倒的にリスニングです。なので、本番直前はリスニングにできるだけ時間を使いましょう。
TOEICの得点は偏差値をもとに算出されます。平均に対して高得点を取ることで偏差値・スコアは高くなります。
日本では、義務教育でリーディングを習うので、「リーディングは、みんなレベルが同じで、まあまあ取れる」わけです。つまり、リーディングの平均は高いです。その平均よりも更に高い得点を取らなければリーディングの偏差値・スコアは上がらない仕組みになっています。
逆に、日本人はリスニングが苦手で平均が低いので、少し勉強すれば、平均に対して高得点が取れます。つまりリスニングの偏差値・スコアは上げやすいということです。
というわけで、本番直前では、リスニングの時間を増やしてみましょう。本番前日にリスニングするだけでも効果は十分にあります。
根本的にリスニング力を上げたい方は、オンライン英会話でリスニング力を伸ばすことをおすすめします(苦手だった私がリスニングを伸ばした勉強法です)。
▶「オンライン英会話によるリスニング勉強法」
本番に向けて心を整える準備
受験票に顔写真を貼る
受験票は本番の1週間程前に郵送されてきます。
受験票については次のことを前日に確認しましょう。
- 名前の署名
- 顔写真の貼り付け
- 当日持っていく
当日これらを忘れて焦ったまま受験を行うと、試験に集中できないです。必ず確認しておきましょう。
本番”前日”は早起きをする
本番「前日」は早起きして下さい。
理由は、本番「前日」に緊張せず寝付くためです。
緊張すると前日にうまく寝れない場合があります。うまく寝付けないと精神的ダメージがかなり大きく、試験の出来に関わってきます。なので、前日は早起きして、疲れを溜めて、しっかりと寝付けるように工夫しましょう。
余談ですが、野球のイチロー選手は寝付けないときに睡眠薬を使うことがあるそうです。睡眠が取れなかった時のパフォーマンスは非常に落ちるからだそうです。
まとめ
いかかでしたが。TOEICの経験者にとっては、当たり前のことも多かったかもしれません。
TOEICでは「高い正答率で全ての問題を解き終える」ことができれば高スコアになります。単純ですが、これがとてっても難しいです。
今回紹介した「本番力をつける勉強法」と「本番にメンタルと体調を合わせる方法」を実践してみて下さい。
直前にいい準備をしたら、あとは本番で最高のパフォーマンスを発揮するだけです!
本番”当日”にスコアを上げる方法はコチラの記事で解説しています。
▶「TOEIC本番”当日”にスコアを50点上げる方法」
私が400点台から935点までスコアを伸ばした時の勉強法も良かったら参考にしてみて下さい。
- リスニングの勉強法
- 「オンライン英会話でリスニングを伸ばす方法」(リスニングが苦手な人向け)
- 「海外ドラマでリスニングを伸ばす方法」
- Part5の勉強法
- Part6の勉強法
- Part7の勉強法
- 「Part7を高速で対策できる問題集」(700点以上向け)