長文問題のPart7対策では、TOEIC特有の出題形式を理解して、時間内に解き切るスピード感を体に叩き込むことが必要です。
スコアが700点以上ある方は、基礎的な読解力があるので、「ムダに丁寧な問題集」を使うと、効率的に学習することができません。
そこで今回は、長文の読み方といった基礎的な部分はマスターしている方向けに、高速でpart7を対策する勉強法を紹介します。(私はこの問題集を使って、800点台から935点まで効率的にスコアを伸ばすことができました)
- Part7のスコアを上げる勉強法
- 短期間でPart7の出題傾向を掴み、対策する方法
- おすすめ問題集「TOEIC(R)TEST長文読解TARGET900 NEW EDITION」
Part7のスコアを上げる勉強法
Part7は疲れるパート
Part7は問題量が多いタフなパートです。全部で54問あり、それらを問題形式で分解すると次のようなになります。
- シングルパッセージ(全29問)
2問問題:4題
3問問題:3題
4問問題:3題
- ダブルパッセージ(全10問)
5問問題:2題
- トリプルパッセージ(全15問)
5問問題:3題
公式問題集などの問題集を使ってPart7を勉強する時、
長文問題を解くのに必死で、「問題の特徴」や「解き方」を客観的に分析することを忘れていませんか?
私はPart7を解き終えたら、疲労困憊で、正誤だけチェックして、問題の分析をおろそかにしていました。それでは「今回は間違えた/合ってた」「正解はBだったか~」「今回は時間がなかった/余裕だった」みたいな感想しか得られません。
Part7の問題形式を分析しよう
Part7のスコアを上げるには、シングル・ダブル・トリプルの問題形式を客観的に捉えて、自分なりに解き方を心得る必要があります。
例えば、「トリプルパッセージでは、第1問の答えの根拠が3つ目のパッセージに書いてあるケースもあるから焦らず読み進めよう」みたいな自分なりの分析や対応策のことです。
このように、Part7では「答え合わせをすればOK」ではなく、「形式ごとの特徴を捉える」ことが重要です。
とはいえ、Part7は問題量が多くて、なかなか問題分析に手が回らないですよね。。。
というわけで、今回はPart7の出題形式を客観的に分析しやすい問題集を紹介します。
Part7のおすすめ問題集
「TOEIC(R)TEST長文読解TARGET900」基本情報
基礎的な読解力がある700点以上の方が、Part7を対策するのに最適な問題集が「TOEIC(R)TEST長文読解TARGET900 NEW EDITION」です。
著者の森田鉄也さんはTOEICで990点満点を80回以上とっている方で、東進や河合塾の英語講師もしていらっしゃいます。最近はYouTubeでも活躍している人気講師です。
森田さんが800点や900点を目指す方のために、基礎的すぎる説明を省き、重要な部分をコンパクトに凝縮した問題集が「TOEIC(R)TEST長文読解TARGET900 NEW EDITION」です。
ちなみに、書籍名はTARGET 900ですが、スコアが700点以上あれば、十分使用できます。700点レベルというのは、「単語・文法・読解力はあるが、TOEICへまだ対応しきれていない」状態です。あと1段階スコアを上げるには、力を付ける勉強よりも、TOEICの問題形式に対応する勉強をしたほうが効率的だと思います。
20分でPart7をすべて学べる
- シングルパッセージ
2~4問問題:1題 - ダブルパッセージ
5問問題:1題 - トリプルパッセージ
5問問題:1題
「長文読解TARGET900」はPart7のシングル・ダブル・トリプルの各1題を1セットまとめてくれています(全体で3セット収録)。
そのおかげで、Part7のすべての問題タイプを、短い時間で学習することができます(1セットの所要時間は約20分)。
つまり、20分でシングル・ダブル・トリプルの問題形式の経験を積むことができるということです。
20分程度であれば、すべての問題形式を解いても疲れません。フレッシュな状態で「間違い直し」と「Part7の出題形式の分析」の両方を一度に行うことができます。いちばん重要な出題形式の分析を後回しにする心配がありません。出題形式が分かると、シングル・ダブル・トリプルパッセージにそれぞれどのように対応したらよいかが分かってきます。
効率よくPart7全体を俯瞰するという点で、コンパクトにまとめられている「長文読解TARGET900」を私はおすすめします。
TOEIC本番の当日にも使える
試験当日のPart7復習では、次の3点を意識する必要があります。
- すべてのシングル、ダブル、トリプルパッセージのすべての問題形式を復習する
- 問題を解きすぎない(脳が疲れるため)
- 適度な問題数を解く(脳を覚醒させるため)
「長文読解TARGET900」はすべての問題形式を1題ずつまとめてあるため、約20分で全形式を復習することができます。この問題集の1セットを試験前に解けば、全形式の総復習と適度な脳の活性化の両方を行うことができます。私はこのように試験直前は準備していました。
解説がシンプルかつ的確
それぞれの問題に対して次の解説が掲載されています。
- 和訳(答えの根拠になる部分にアンダーライン)
- 英文中の覚えるべき語句リスト
- それぞれの設問でどのような考えで正解に至るのかの解説
解説も洗練されています。800点、900点を目指すような方にとって、「どのように英文を読んだら良いのか」などの基礎的な部分の解説を省いてあります。
結果的にページ数も少なめに抑えられていて、本自体がコンパクトなので、勉強のやる気も出ます。
まとめ
いかがでしたか。
TOEICで高得点を狙うためには、すべてのパートを対策する必要があります。
基礎力があるのにもかかわらず、ムダに分厚い教材を使って対策するのは効率的ではありません。
今回紹介した森田鉄也さん著「TOEIC(R)TEST長文読解TARGET900 NEW EDITION」は、800点~900点を目指す700点以上の方々に最適な問題集です。洗練されたコンパクトな問題集を使って効率的にTOEIC対策を行っていきましょう。
もしPart5、6の対策がまだの方は、Part7の対策は後回しでOKです。
Part7の対策を後回しにしていい理由についてはコチラの記事をどうぞ
▶「パート7の対策は後回しでいい理由」
私が400点台から935点までスコアを伸ばした時の勉強法も良かったら参考にしてみて下さい。
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- 「オンライン英会話でリスニングを伸ばす方法」(リスニングが苦手な人向け)
- 「海外ドラマでリスニングを伸ばす方法」
- Part5の勉強法
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- 「Part7を高速で対策できる問題集」(700点以上向け)