英会話でTOEICのリスニング対策はできるの?効率は悪い?と疑問に思う方もいると思います。
私も英会話でリスニング対策をするのは非効率だと考えていました。
友達の誘いをきっかけに、私はオンライン英会話を使い始めて、TOEICスコアを490点から935点まで上げることができました。私は帰国子女ではありませんし、最初はリスニングが5割しか取れていませんでした。
そんな私がオンライン英会話でリスニングをどう伸ばしたかを紹介します!
- リスニングが聞き取れない理由
- 英会話がリスニング対策に効果的な理由
- 英会話でリスニング対策する方法
リスニングが聞き取れない理由
まずはリスニングが苦手な理由を考えてみましょう。学校で単語や文法は勉強したはずなのに、、、
答えは簡単で、「音声のスピードについていけない!」ではないでしょうか?
「ん?この単語の意味なんだっけ?」と思考がストップしているうちに、リスニング音声は先に進んでいて、話についていけなくなる。私はそんな状態でした。
そんな状態で、私はリスニング教材を使って勉強していました。しかし、そもそもスピードに追い付けない音声を聞いて、リスニング力が伸びるはずがありませんでした。
リスニングが聞き取れるようになるには
ではどうすればリスニングが聞き取れるようになるのでしょうか。
ポイントは聞き取れた成功体験の積み上げです。「あっ、ここは聞き取れた」という体験を増やしていくということです。
例えば赤ちゃんが言葉を聞き取れるようになる過程をイメージしてみてください。
親はゆっくりとした言葉で話しかけませんか。親のゆっくりとした言葉を、何度も聞いて、少しずつ聞き取る体験をすることで、言葉を理解できるようになります。
つまり、リスニング上達の過程には「聞き取れた実感」が必要だと言えます。
さらに言えば、「音声の速さは関係ない」と言えます。
必ずしも、速い音声(リスニング教材など)を聞く必要はないんです。むしろ、理解できない速い音声を聞き続けても、一向にリスニングは上達しません。
はじめはリスニング教材でなくてもいいから、ゆっくりでもいいから、「聞き取れた成功体験」を増やすことが大切です。徐々に聞き取れる部分・とっかかりが増えていくようになります。
その手助けを英会話がしてくれます。
英会話でリスニング対策は可能
ではどのように英会話は役立つのでしょうか?
英会話の最大のメリットは、1つ会話が進むごとに、1つの「聞き取れた実感」が確実に得られることです。
英会話というのは、講師と生徒のお互いの話が噛み合うことで、会話が進行していきます。生徒側が聞き取れなければ会話は進みません。生徒が困っていれば、講師はゆっくり話してくれます。
つまり、どんなにゆっくりで、単純な会話でも、「会話が進む=聞き取れている」という状態を作り出すことができます。
ここに、リスニング教材と英会話の決定的な差があります。リスニング教材を聞いても、疲れる割に、自分で聞き取れる部分が少ないと思います。スクリプト(解答)を読んで聞き取れた気になりがちです。
その点、英会話は1つ会話が進めば、確実に1つの聞き取れた成功体験を得られます。はじめは会話のキャッチボールが難しいかもしれません。それでも、1日30分くらい(オンライン英会話)で、30回くらいのキャッチボールはできます。たった1ヶ月でも、1000回近くの会話のキャッチボールができるわけです。その間に1000回の聞き取り体験が確実に得られます。
強制的に「聞き取れた成功体験」を得られるという点で、英会話は非常に強力なツールです。
英会話でのリスニング対策方法
具体的にリスニングの対策方法を説明します。
シンプルです。
とにかく1ヶ月挑戦してみること。あと、「OK,OK」と会話を適当に流さないことです。
もう少し具体的に、私が意識していた3つのポイントを挙げます。
- オンライン英会話を選ぶ
- とにかく1ヶ月頑張ってみる
- 聞き取れないときは「Could you say that again?」
1. オンライン英会話を選ぶ
「習慣化+継続」を欠かしては、リスニング力は伸びません。何事もそうですが。
そのためにはスクール英会話ではなく、オンライン英会話を選びましょう。詳しくは「オンライン英会話とスクール英会話の比較」で比較しているので、参考にしてみてください。
オンライン英会話は経済的・精神的・体力的な負担が小さく、習慣化しやすく、続けやすいです。
- 毎日利用できる(習慣化しやすい)
- いつでもどこでもレッスンが可能
- レッスン単価が100円台
「最悪レッスンを休んでも100円の無駄だ」くらいの気持ちでリラックスして英会話に向き合うのがいいです。
リスニング力の向上のために英会話をおすすめしますが、息巻いて英会話スクールに入会するのはおすすめできません。移動や手続きが面倒だし、週1回ペースで習慣化できないし、レッスン単価が1万以上するしで、負担が大きく、途中で挫折すると思います。
オンライン英会話なら休会・退会が無料なので、TOEIC前、海外旅行前だけ使うみたいな柔軟な使い方もできます。私も学校生活が忙しい時期には休会したことがあります。
英会話が効果的でも、続けなければ意味がないです。なので、「習慣化+継続」しやすいオンライン英会話を利用することをおすすめします。
2. とにかく1ヶ月頑張ってみる
オンライン英会話をリスニング力を伸ばすために使うのであれば、1ヶ月は頑張ることをおすすめします。
私は大学の友人に誘われてオンライン英会話を一緒に始めました。
正直、英会話に期待はしていませんでした。どうせ英語が聞き取れない体だと思っていたので(笑)リスニング教材を何度聞いても、聞き取れるようにならなかった経験があります。
結果としては、二人とも2ヶ月でTOEICリスニングを8割まで取れるようになりました。
始めてすぐのことですが、1つ1つの会話が進む中で、ゆっくりで簡単な内容だけど、自分の頭で英語を理解していることに気づきました。「耳と同時に”脳”も使っている」「音声が流れていってしまうリスニング教材とは全然違う」と感じたので続けてみることにしました。
始めて1ヶ月くらいで「結構聞き取れるぞ」という実感が増えてきました。2ヶ月の時、力試しでTOEICを受験したら、リスニングスコアを255点から420点まで上げることができました。私は英語を聞くのが嫌で仕方がなかったですし、何をやってもリスニングだけは聞き取れないと思っていたので驚いた記憶があります。
とにかく1ヶ月続けて、音声を耳と同時に脳で理解できている感覚を掴むことが重要だと思います。音声が垂れ流しになってしまう状態から脱却するのに1ヶ月は見込んでおいたほうがいいです。
ある程度とっかかりが掴めれば、リスニング教材での勉強もラクになってくるはずです。リスニングの伸び悩みを感じている人は試してみるといいと思います。個人的なおすすめはレアジョブ英会話 です。講師のレベルも高いですし、5,000以上の教材も無料で使えます。今は2回の無料体験ができるそうなので、まずは雰囲気を掴んでみるといいと思います。
レアジョブの詳細はこちらの記事をどうぞ
▶「レアジョブのレビュー記事」
3. 聞き取れないときは「Could you say that again?」
「聞き取れた成功体験」を得ることがリスニング上達には必要です。
聞き取れないところは、「もう一度言ってください」と聞き返すことが大切です。
はじめは講師の言っていることが分からない時があると思います。そこで「OK,OK」とあやふやに会話を進めることを避けましょう。それだと、リスニング教材を聞いて、わかった気になるのと同じです。
“Could you say that again?”
を困ったときには多用しましょう。私がオンライン英会話を始めたときは1回のレッスンで何度も言っていました。
講師も初心者の相手は慣れているので、スピード・言い方を調整してくれます。「こんなに聞き返したら面倒くさいかな?」と考えなくて大丈夫です。逆に言えば、分かるまで聞き返す姿勢が大切です。
英会話の最大のメリットは、1つ会話が進むごとに、1つの「聞き取れた実感」が確実に得られることです。講師との会話の一つ一つを無駄に聞き流さないように意識しましょう。
以上、リスニングができない体だと諦めていた私が、オンライン英会話に助けられた話でした。赤ちゃんが言葉を聞き取れるメカニズムから考えても、英会話は理にかなった方法だと思います。ぜひリスニングが苦手な人、伸び悩んでいる人は試してみて下さい!もし始めるのであれば、1ヶ月は頑張ってみましょう!