「就活にTOEICは本当に必要?有利なの?」
「海外転勤が無い会社なのに取る必要あるの?」
といった疑問を多く人が就活を始める時に抱くと思います。
私も就活を始めたばかりの頃は、同じような疑問を持っていました。私はTOEIC935点を取得して就活に臨み、多くの大手企業の採用を受けたのですが、
その経験からして、TOEICスコアがあると就活は圧倒的に有利です。
もしTOEICを勉強するかどうか迷っている学生がいたら、迷わずTOEICをおすすめします。
そこで今回は、就活でTOEICが必要な5つの理由を紹介していきます。
- 8割の会社がTOEICをチェックしている
- TOEICでESの通過率は上がる
- TOEICスコアがあると面接は有利
- TOEICの嘘の申告はバレるのか(番外編)
就活に限定ぜず、人生においてのTOEICのメリットはこちらの記事で紹介しています。TOEIC高得点はモテるし、年収も高くなる傾向があるそうです。

①83.3%の企業がTOEICを見ている
まず「TOEICは就活に必要なのか?」という疑問に関してですが、「ほぼ必須」と考えて問題ないでしょう。
下のグラフは、TOEICが公式に発表した「企業は採用でTOEICをチェックしているのか」の調査結果です。

これは2013年の古いデータですが、69.3%の企業がTOEICを参考にしていることがわかります。
さらに、今後の可能性を含めると、83.3%の企業がTOEICスコアをチェックするようになると言えます。2013年時点でこの数値ですから、現在はもっとその数値は上昇していると考えられます。
8割の企業がTOEICをチェックしていることを考えると、TOEICスコアを取得することが得策と言えるでしょう。
②ESの通過率2倍!数字3桁の破壊力
TOEICはES(エントリーシート、履歴書)で威力を発揮します。
TOEICのスコアが高いと、ESの通過率は上がります。
ESにおいて、TOEICスコアがどのような役割を果たすのかについて考えてみましょう。
TOEICスコアの正しい記入方法はコチラの記事をどうぞ
▶「TOEICスコアの書き方!基準は何点?」
ESは「とりあえず」の段階である!
ES選考は就活の第一関門です。
何千人という応募者をふるい分けて、面接選考に呼ぶ人を決める段階です。

これがES段階における採用担当者の本心です。面識のない学生を書類だけで判断するのは限界があります。
ESは「と・り・あ・え・ず」の段階です。
ESで一番目立つのはTOEIC
採用担当者が「とりあえず良さそうな学生」を判断するために目を通すのがESです。
では、頑張って書いたESのどこが一番目立つのでしょうか?
次のESの例を見て下さい。

採用担当者は一日に100通以上のESを読みます。
採用担当者が一つ一つ丁寧に就活生の文章を読んでいたらキリがないです。
長~い文章を読むよりも、3ケタのTOEICの点数を読むほうが圧倒的にラクで早いです。
「とりあえず良さそうな学生を通過させる」ES選考において、TOEICスコアは一瞬で判断材料となる破壊力があります。
他にも破壊力があるものとしては、学歴と資格があります。
世に言う「学歴フィルター」というものですね。学歴による判断は賛否両論ですが、TOEICの点数と同様に、一瞬の判断材料となってしまうことは間違いないです。
実際にESの通過率はぐんと上がった
私の実体験ですが、TOEIC未受験で夏のインターンシップを応募しているときは、ES落ちもありました。しかし、TOEICを900点以上とってからはESで落ちることがなくなりました。その効果には個人差はありますが、2倍ほど通過率が上る人もいると思います。
③努力系エピソードを作ることができる
TOEICのスコアをとったら、せっかくなので、「努力系エピソード」「学生時代がんばったこと話」に応用しちゃいましょう!
例えば次のようにエピソードを作れます。
【海外旅行しました】
(自主性、タフさ)
↓
【英語が話せなくて悔しい思いをした】
(挫折)
↓
【帰国後、英語をがんばった】
(挫折を活かす、努力)
↓
【TOEICがOOO点に上がりました】
(結果)
【海外旅行】でなくても、【留学生とうまく話せなかった】【海外で働きたいと思った】など、自分の今までの経験に合わせて、後付でエピソードを作ることができます。
これで「サークルやバイトの話以外に話すことがない」という就活生によくある悩みも解消することができます。さらにサークルなどと違い、知的な内容であるので、エピソードトークの幅も広がります。

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④面接の話に説得力がうまれる

「結果を出していない人の話」と「結果を出した人の話」ではどちらの人の話を聞く気になりますか?そして、どちらの話が説得力がありますか?
当然、「結果を出した人」の話に耳を傾けたくなりますよね。
もちろんTOEICスコアが高いことが全てではないですが、たった3ケタの点数で、「結果を出している人」、「賢い人」、「努力ができる人」という印象を面接官に与えることができます。
面接での上手な受け答えはコチラの記事をどうぞ
▶「面接で聞かれるTOEICについての質問とベストな答え方」
⑤海外志向のアピールになる
外資系企業や、海外転勤のある企業の採用では、英語能力が重視されることは言うまでもありません。外資系企業や商社で必要なTOEICスコアは「履歴書へのTOEICスコアの書き方!何点から書けるの?」で紹介していますが、最低で800点は狙いたいところです。
英語を話せる帰国子女のような方たちは英語力を示せますが、普通の日本の学生が自分の英語力を示す際にはTOEICスコアがあるとスムーズです。
高得点ではなくても「英語は苦手ですが、海外で働きたいので、英語は頑張っています。TOEICは400点から700点に上がりました」というだけでも、英語への意識や海外への気持ちをアピールすることができるでしょう。
番外編:スコアの嘘はバレるのか
結果から申しますと、「スコアの嘘がバレるかどうかは会社による」です。
- 入社までにOOO点をとって、結果を提出して下さい
- 面接時に結果の証明を提出して下さい
- 嘘の申告があった場合は内定取り消しです
といった企業も中にはあります。ただ、多くの企業ではスコアの証明は要求されないです。
当然ですが、正直に申告しましょう。
まとめ
TOEICのスコアが高いことで様々なメリットがあるということを説明してきました。
今回の要点をまとめると、次のようなことが言えます。
- 8割の会社がTOEICをチェックしている
- ESでTOEICスコアは一番目立つ。スコアが良いとESの通過率が上る
- 「がんばったこと」のエピソードを後付で作ることができる
- スコアという結果があることで、話に説得力がうまれる
- 海外志向をアピールできる
TOEICスコアが高いことは、就活において「100利あって、1害なし」なので、時間がある学生は是非トライしてみてください。
また、「TOEICのメリット8選」でも書いていますが、 就活だけでなく、人生においてもTOEICのメリットは非常に多いです。TOEIC高得点はモテるし、年収も高くなる傾向があるそうですよ(笑)
TOEICがんばりましょう!