【苦手克服】発言量を増やす15のセリフ!グループディスカッションのコツ

就活

「グルディスに落ちた」「全然しゃべれない」といった苦手意識を持つ就活生は多いと思います。

私もはじめてグループディスカッション(GD)を受けたときは周りの勢いに圧倒されて全く話せませんでした(笑)しかし、コツを掴んでからは、発言が楽にできるようになり、GDは全く落ちなくなりました(IBM、アクセンチュア等のGDも通過し内定を頂くことができました)。


コツは15個のセリフを覚えるだけです。

GDでは話すセリフが決まっています。話すことが苦手な人でも、たった15個の魔法のセリフさえ覚えてしまえば、楽に発言することができるようになりますよ。全部メモして使い回してください(笑)

記事の内容
  • GDのコツ
  • 喋れるようにする方法
  • 覚えておくだけで便利なセリフ集
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グループディスカッションは対策可能

グループディスカッション(GD)で受かる条件は「発言量が多い」ことです。

GDで落ちる条件」で詳しく解説していますが、短期決戦のGDでは発言の質より量が重要です。

正直、議論が上手にまとまるかは合否に関係ありません(笑)どんなに議論の内容が悪くても、そのグループから合格者はでますよね。GDでは議論での立ち回り、ポジションの取り方がすべてといっても過言ではありません。

そのための第一歩が発言なのですが、初対面の人の中で喋るのは大変ですよね。



しかし、GDは対策可能です。喋れるようになります。

理由は「話の流れが毎回同じだから」です。

今回は、GDの段階ごとに使えるセリフを紹介します。これを一回覚えてしまえば、どのGDでも使えるので、是非参考にしてみてください。

GDの議論の流れ

まずは、GDの流れを確認しておきましょう。

テーマは違えど、流れは毎回同じです。

だから対策可能なんです!

長いなあと思うかもしれませんが、一度GDを経験すれば、流れはだいたい分かってきます。

グループディスカッションの流れ
  1. 会場集合
    勝負はGD開始前から始まっています。GD前の雑談タイム「自分が話しやすい環境」を作れないと高確率で落ちます。逆に、GD前の雑談タイムを完璧にできれば7割型GDは通過できます(笑)開始前の完璧な準備については「GD開始前のコツ」で紹介しています。

  2. 開始直後
    GDの開始です。ここでは時間配分と役割分担を決めます。

  3. 定義段階
    与えられたテーマを具体的に定義を行います。例えば、「主体は誰か」「お題中の”本”ってマンガも含むのか」「お題中の”売上を上げる”ってのは、2倍なのか10倍なのか」などなどです。

  4. 議論段階
    テーマが定義されたら、いよいよ議論の開始です。意見を出し合います。

  5. 収束段階
    議論をまとめて、グループとして一つの意見を出します。

  6. 発表の準備、発表段階
    グループでまとめた意見を、社員に発表します。

この流れが決まっているからこそ、各段階で使えるセリフを覚えておけば、喋れるようになるんです。

朝の挨拶は「おはようございます」、夜の挨拶は「こんばんは」みたいな感じです。発言する内容が決まっていれば、話すのが苦手な人でも大丈夫ですよね。

開始直後のセリフ集

それではGDで使えるセリフを段階ごとに紹介していきます。

まずは開始直後で使えるセリフを紹介します。

開始直後は「時間配分」「役割分担」を決める段階です。

開始直後の魔法のセリフ
  • 時間配分の提案
    セリフ1「とりあえず時間配分をきめましょう」
    このセリフは有名なので、我先にとみんなが言おうとします(笑)

  • 時間配分の具体案(重要)
    セリフ2「制限時間が40分なので、10分定義や現状把握、10分意見の出し合い、10分議論の収束、10分発表の準備でどうですか?」
    セリフ1が他の人に取られてしまった場合、すかさず具体的な時間配分を提案しましょう。

  • 役割分担
    セリフ3「じゃあ、私が役割A(書記、タイムキーパー)をやりますね」
    おすすめは書記です。理由は、議論はホワイトボードを中心に展開されるからです。(詳しくは「ホワイトボードの近くに座る裏ワザ」)

特にセリフ2の「時間配分の具体案」はおすすめです。具体的な時間配分まで考えている人は少ないので発言しやすいです。GDのルール説明で、社員からテーマと制限時間が必ず伝えられます。その時に制限時間の分配を考えておくと良いでしょう。

定義段階のセリフ集

続いて、定義段階で使えるセリフを紹介します。

定義段階では、与えられたテーマを具体的に設定する段階です。

この定義段階から、セリフを知っていることで、周りと差を付けられます。

定義段階の魔法のセリフ
  • 定義段階への移行の提案
    セリフ4「そろそろテーマの定義をしていきましょう」
    時間配分と役割分担が終わったら、定義段階への移行を促しましょう。このセリフは定番です。

  • 主体設定
    セリフ5「まずは主体を決めちゃいましょう」
    例えば、会社の売上を伸ばす系のテーマであれば、「具体的に会社のどの部署が行うのか、どの役職の人が行うのか設定しておきましょう」と提案できます。

  • 時間スパンの設定
    セリフ6時間のスパンも大事ですよね。1 ヶ月で実行するのか、5 年かけて実行するのかで、やり方が大きく変わってきますよね。ここは仮定でいいと思うので決めておきましょう」
    時間のスパンを意識する人は少ないので、セリフが被ることはほとんどありません。このあたりから他のメンバーに差をつけることができてきます。。

  • 規模感の設定
    セリフ7「利用者(利益)を増やすといっても、ただ増やせば良いのか、2倍にするのかなどで、実行する手段も変わってきますよね。規模感も設定しておいたほうがよくないですか?」
    規模感も時間のスパンと同様に重要です。

  • モノの定義
    セリフ8「テーマの”本”ってマンガや雑誌も含めて考えますか?」や、「”ウエアラブル端末”っていわゆるアップルウォッチみたいなものでいいのでしょうか?」
    主体の定義(セリフ4)に似ていますが、対象とするモノの定義を促すこともできます。

定義段階では「主体」「時間」「規模感」などの”視点”を意識して、発言しましょう。この段階から、他の人と発言は被らなくなります。

議論段階のセリフ集

続いて、議論段階で使えるセリフです。

議論が白熱すると、「いったい、今なにを話し合っているんだ?」と分からなくなる場面がでてきます。

そんな時は、議論の軸を確認・提示する事ことで、スマートな印象を与えることができますよ。

議論段階の魔法のセリフ
  • 話題の共有
    セリフ9「確認なんですけど、いまは〇〇を決めるための話し合いで大丈夫ですよね?」
    話題の共有をすることで、今話しあうべきことが明確になり、議論の脱線を防げます。

  • 方向性の提示
    セリフ10「次は〇〇を決めていけば良さそうですね!」
    次に何を話し合うべきかの方針を提示することができます。

  • 賛同からの主張
    セリフ11「それいいですねー。それなら〇〇についても考えてみてもよさそうですね」
    人の意見を肯定しつつ、話を広げることもできます。

議論中は、みんな発言したい気持ちが強く、話が発散しがちです。常に、「今は何を話し合っているのか」「次に何を話し合うべきか」を冷静に把握しておくことがポイントです。

収束段階のセリフ集

最後に収束段階で使えるセリフです。

盛り上がった議論を上手くまとめて、グループとして一つの意見に収束させる段階です。

たくさんの意見があると、一つにまとめるのが難しいです。

そんな時は、「コスト」や「実現可能性」などの評価軸を提示すると話がまとまりやすいです。

収束段階の魔法のセリフ
  • 収束段階への移行の提案
    セリフ12「残り○分程度なので、そろそろ意見をまとめませんか?」
    収束段階への移行を促しましょう。タイムキーパーでなくても発言できます。

  • 議論の整理
    セリフ13「結局、A案とB案が大きな軸で出ましたね」
    これから何をまとめるのかを提示すると、議論の収束がスムーズになります。客観的な視点をアピールすることができます。

  • 評価軸の導入
    セリフ14「たくさん案があるので、コスト面収益性即効性実現可能性などの観点から、良さそうな案を絞りましょう」
    評価軸の導入を促しましょう。根拠を付けて案をまとめることができます。「それぞれの案のメリットとデメリットだけでは判断できないから、実現可能性などの評価軸を決めたほうが良さそうですね」と控えめに言うのもアリです。

  • 評価軸による判断
    セリフ15「コスト面の評価軸で考えると、A案は莫大な資金が必要なので、今回の会社が実行するのは難しそうですね」
    評価軸の観点から、案の良し悪しを判断できます。

  • 喋ってない人への問いかけ
    セリフ16「そろそろ終わりですが、〇〇さんはなにか良いなと思った案とかありますか?」
    発言が少なかった人に話を振ることもできます。「周囲を気に掛けることができる人材」という印象を与えることができます。ポイントは嫌味なく自然に話を振ることです。

発表段階のセリフ集

議論がまとまったらいよいよ企業側の担当者への発表です。基本的には誰か1人が議論した内容をまとめて発表します。

この発表者というポジションは目立つので有効ではありますが、発表者になる必要はないと私は思います。

理由は緊張する役割、プレゼンの練習をしていない(即興性が求められる)、ヘタすると評価が下がるからです。カミカミで上手くまとめられず発表している姿は見るに耐えないので、自分が得意か不得意かは冷静に考えましょう。私は一回も発表者のポジションを取ったことはありませんが、問題なくGDは通過しています。GDの議論にしっかり参加できていれば発表者まで狙いに行く必要はないと思います。

もちろん、上手にできる自信があれば名乗りでるのもアリです。

まとめ

いかかでしたか。GDは話の流れが決まっているからこそ、対策が可能です。今回紹介した魔法のセリフを少しでも暗記して、使い倒して下さい。発言することが楽になると思います!初めは全く発言できなかった私もこの方法に救われて、GDは全く落ちなくなりました。ぜひ試してみてください。

今回は問題に対する具体的な思考法ではなく、”発言方法・ポジションのとり方”について説明しました。

短期決戦のGDではポジション取りが勝負を分けます。

冒頭で述べた通り、議論がうまくまとまるかは合否に関係ありません。どんなに議論の内容が悪くても、そのグループから合格者はでます。GDでは議論での立ち回り、ポジションの取り方がすべてといっても過言ではありません。そのような観点からも、発現量を増やすことは非常に重要です。今回の記事が発現量を増やす助けになれば幸いです。

GDは実践あるのみです。練習するならMeetsCompany がいいですよ。グループワークや自己紹介が練習できて、運が良ければ特別選考もあります。開催日数が多いので忙しい就活生もスケージュールが合わせやすいです。

参考程度ですが、私が就活時代に使っていた参考書を紹介しておきますので、GDを完璧にしたい人は読んでみてください。

▼GDにおけるポジション取りについて学べる本

この本も思考法ではなく「議論での立ち振る舞い」に焦点をあてて分かりやすく解説してくれています。就活時代は私もお世話になった一冊です。

▼問題に対する考え方・アプローチ法を学べる本

具体的な問題に対してどのように考えるのかを学びたい人にはこの本がおすすめです。この本には実際にGDで出てくるような議題の具体例が多いです。複数の具体例から、具体的な問題に対するアプローチ方法を学ぶことができます。



いくら、魔法のセリフを覚えても、それを発揮できなければ意味がありません。「GD開始前の完璧な準備」をして、GDに臨みましょう!この記事では、ホワイトボードの近くに座る裏ワザなども紹介しています。

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