TOEICで解き終わらない原因の90%は時間配分

TOEIC

「全力で読んでるのに、リーディングの時間が全然足りない」という壁には誰しもが一回はぶつかると思います。

私もTOEICを始めた頃は、時間が足りず、マークシートの最後の3列を適当にマーク(塗り絵)していました(笑)リーディングを解き切る未来が見えず絶望していました。

当たり前ですが、解ける問題が増えれば、その分だけスコアが上がります。

とはいえ、全力で読んでも時間が足りないのですから、どうしたらいいか困りますよね。

ということで今回は、私が実践したリーディングを解き切る方法を紹介します!ポイントは時間配分です(英語が苦手でも問題ありません。もともと私は400点台でしたが935点まで伸ばせました)

記事の内容
  • TOEICで時間が足りない理由
    ※読むスピードが遅いわけではないですよ!
  • 時間内に解き終わる方法
  • ベストな時間配分
  • パート別の対策方法
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リーディングで時間が足りない理由

はじめに、リーディングで時間が足りなくなる理由を知りましょう。

原因を知れば、その解決策が分かってきます。

今の能力で十分!読むスピードが遅いわけではない!

リーディングで時間が足りないからと言って「読むスピードが足りない」と絶望しなくても大丈夫です。おそらく、あなたの読解スピードは十分あります。「たくさん長文を読んで早く読めるようにしよう」と考える必要もありません。

私も最初はマークシートの3列(30問)分の問題を解けませんでした。しかし、長文読解の練習をそれほどしていないにもかかわらず、全ての問題を解き切ることができるようになりました。

30問くらい解けない程度であれば、読むスピードは十分です。

時間が足りないのは、スピードを100%発揮できていないから

読むスピードは十分なのに、時間が足りない理由は、自分の読解スピードを100%発揮できていないからです。

「いやいや、全力で読んでいるよ」と思うかも知れませんが、もう少し我慢して読み進めてください。

少し、想像してみて下さい。(雑な例ですが)

普通に50m走を走ったら、8秒でした。

でも、後ろから鬼に追いかけられて、50mを走ったら7秒になりました。

ここで言いたいのは、条件・環境によって発揮でる力が変わるということです。

この条件・環境というのが、TOEICでいう「時間配分」です。

時間配分を絶対条件とする

時間配分が大切だと知っていても、時間配分を絶対条件として問題に取り組んでいる人は少ないと思います。

私もはじめの頃は、時間配分は適当で、「とにかく全力で読めばいい!」って感じでした(笑)リーディングは75分もあるので、気持ちだけで全力スピードを保ち続けるのは不可能です。知らない間にスピードにムラができてしまいます。

先程、「条件・環境によって発揮でる力が変わる」と話しました。

TOEICでは、時間配分を絶対条件として課して、メリハリを付けることで、全力スピードを75分間キープすることができます。なので、読解スピードを根本的に上げる必要はないです。

時間内に解き終える方法

時間配分の鉄則を知ろう

具体的に、TOEICリーディングを75分で解き終わるための時間配分を紹介します。

一般的な読解スピードを持つ人が、リーディングを75分の時間内に全て解き切るための鉄則「パート5、6(合計46問)を合計で20分以内に解き終える」すなわち「パート7(54問)に55分以上の時間を残す」です。

私のおすすめの時間配分は次の通りです。

  • パート5(30問):10分
  • パート6(16問):10分
  • パート7(54問):55分

この鉄則を守らなければ、リーディングは終わらないということを頭に置いて、この先を読み進めて下さい。

パート5、6に対する意識を変えよう

さて、パート5、6を合計で20分以下で解かなければならないと分かりました。

パート5、6を時間を測定して、解いてみて下さい。(記事を読み終わった後でも構いません)

どうですか?意外と30分くらいかかりませんでしたか。パート5、6だけの時間を今まで測ったことない人も多いかと思います。

パート7が解き切れずに試験が終わってしまうので、「パート7の長文を読むスピードが遅いんだ」と考えがちですが、そもそも、「パート5、6に時間を使いすぎて、パート7を読む時間が余って無いだけ」ではないでしょうか。

まずは、パート5、6に時間を使いすぎている事実を知って、あと5~10分短くできるはずという意識を持ちましょう。これを意識するだけでも、リーディング75分間にメリハリが生まれて、今まで以上の問題数を解くことができるはずです。

最初はパート5、6を20分以内に収めるのは難しいかもしれません。20分で解くタイムトライアル的な練習を繰り返すことでスピード感覚が身に付いていきます。

パート別に詳しく勉強法について知りたい方は、次の記事も参考にどうぞ
▶「Part5の勉強法
▶「Part6の勉強法

パート7のシングルパッセージの意識を変えよう

続いてパート7で時間を短縮する方法を説明します。

パート7は長文読解です。しかし、全ての問題を同じペースで解くはやめましょう。

パート7の中にもシングル・ダブル・トリプルパッセージの問題形式が存在します。問題形式に合わせた時間配分を設定する必要があります。

パート7の問題形式

合計54問
→29問:シングルパッセージ10題程度(1つの長文を読んで解答)
→25問:ダブルorトリプルパッセージ(複数の長文を読んで解答)


パート5、6を20分以内に終わらせると、パート7に55分使えます。単純計算すると、55分で54問なので、1問1分ペースです。

だけど、ダブル・トリプルパッセージでは複数の文章を読んで解答するので、どうしても1問1分以上かかります。

ポイントはシングルパッセージを30秒で解く意識です。

シングルパッセージの難易度は低いので、長文読解として捉えず、Part5、6の延長線として取り組みましょう。シングルパッセージ29問は、1問30秒程度のペースで解くことで、骨のあるダブル・トリプルパッセージに時間を残しておきましょう。

パート7に突入して一息付きたい気持ちは分かりますが、シングルパッセージが終わるまでは、パート5、6の高速スピードを維持する意識を持って問題に取り組みましょう。

まとめ

いかがでしたか。

大前提として、読むスピードを上げる必要はそれほどありません。スピードを100%発揮できていないことが時間が足りない多くの原因です。

時間配分という条件を課すことで、MAXの読解スピードを保つことがポイントでした。

時間配分の鉄則は、「パート5、6を20分以内に解き終え、パート7に55分以上の時間を残す」です。

具体的には、次のように意識のメリハリを持つことが重要です。

・Part5、6は20分以内に高速で解く意識を持つ。(練習も必要)
・Part7のシングルパッセージはPar5、6の延長として高速で解く意識を持つ。

時間が足りない時は、「どんなに頑張っても、自分にはスピードが無いから無理だ」と絶望しがちですが、絶対にリーディングは解き終えることができます。

今回紹介した時間配分や意識のメリハリを導入して再度挑戦してみて下さい!

私が400点台から935点までスコアを伸ばした時の勉強法も良かったら参考にしてみて下さい。

私が実践した勉強法
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