今回は勉強することなく、誰でも簡単にTOEICのスコアを上げる小技やコツを紹介します。
ノー勉の人も、スコアが伸び悩んでいる人もテクニックを駆使して、手軽にスコアを上げましょう!(私が935点を取った時に実際に使っていたテクニックも紹介していきます)
- 努力せずスコアを上げるテクニック
- スコアを上げる体調管理法
- スコアを上げる道具
スコアを上げる裏ワザ集
席移動でリスニングのスコアアップ
広い会場で1つのスピーカーを使ってリスニングを行う場合、どうしても席によって聞き取りやすさが違います。
どうせなら、スピーカーに近い席に座りたいですよね。
TOEICでは試験前にリスニングの音声確認があります。私が受験した際に、他の受験者が「聞き取りにくいので、最前列の空席に移動していいですか」と試験監督に確認をしていました。実際にその要望が受け入れられていたので、場合によっては席移動が可能なようです。どうしても聞き取りにくいと感じる場合は試験監督に伝えるのはアリだと思います。
音質の良い会場のではいつもより集中する
席によって聞き取りやすさが違うと先ほど説明しましたが、会場によっても聞き取りやすさは違います。TOEICでは会場を受験者が選ぶことができません。もし「当たり」の会場の場合は、いつもより集中してリスニングを受けましょう。
- 大学の講義室が会場の場合は、基本的にラジカセを1台使用します。ラジカセに対して席が遠い場合は音が聞き取りにくいです。そもそもラジカセの音質が良くない場合もあります。
- 新しい建物の貸し切り会場の場合(当たり)は、会場の天井に設置された複数のスピーカーから音声が流れます。そのため、席による聞き取りやすさの違いもありませんし、新しい設備なだけあって、音質もいいです。私が音質が良いと思ったのは住友不動産の「ベルサール」の会場でした。
そのため、音質のいい会場が当たった場合は、得点が上がりやすいので、いつもより意気込んでリスニングを受けてみましょう。
周りの反応からリスニングの答えを絞る
リスニングの際、全ての選択肢を聞き終わる前に、答えがわかるとすぐにマークシートに塗る人がいます。特にTOEIC上級者になるほどその特徴が顕著です。上級者は、全ての選択肢を聞かなくても、自信をもって解答できます。上級者は答えがわかったらすぐにマークシートに記入し、次の問題文を読んで準備をします。
なので、解答の選択肢の音声が流れているときに、マークシートを塗る音や、ページを捲る音が聞こえます。それが解答の可能性が高いです。
解答に迷った際は周囲の音を頼りに答えを絞ってみると良いかもしれません。
マークシートの塗り方
TOEICではマークシートを塗る時間にトータルで3分はかかります。時間制限が厳しいTOEICでは1分でも惜しいですよね。1分あればパート5の短文問題を3問(15点)解くことができます。なんとかして、マークにかかる時間を減らしたいですよね。
実は、丁寧にマークシートを塗る必要はありません。マークシートを処理する機械の精度は非常に高いので、えんぴつ線1本分でも反応します。なので、えんぴつで1往復くらいでマークをすれば十分です。
この方法で、マークにかける時間を1分半削れば、パート5の短文問題を4問(20点)は解くことができますよ。私はこの方法でマークしていましたが、問題なく結果が出たので、機械は十分に反応すると思います。リーディングで時間が足りない人は試してみて下さい。
昼食をとらない
TOEICの試験は13時から始まります。午後なので昼食をとって試験に臨む人が多いと思います。
しかし、私のおすすめは「朝食をたくさん食べて、昼食をとらない」です。昼食後に眠くなった経験は誰しもあるはずです。理由は食べ物の消化のために、血液が腸や胃に優先的に流れて、脳の血液が薄くなるからだそうです。
試験中に少しでも眠気があると、リスニングやリーディングの集中力が落ちてしまいます。TOEIC当日は、朝食をたくさんとって、一日戦える体力をつけて、昼食をとらずに試験に臨むのが私のおすすめ体調管理法です。
夏シーズンはいい点数がで出やすい
TOEICでは夏シーズンに点数が伸びやすいとよく言われます。その理由にはTOEICの点数の算出方法が関係しています。
TOEICの得点は絶対評価ではなく相対評価で算出されます。TOEICでは「この問題が解けたら5点」のように点数が決められているわけではないです。テストごとの難易度の変化で有利不利、スコアの変動をなくすために、偏差値を用いてスコアが算出されています。例えば全体の平均が低いときに、自分が良い結果を出すと、偏差値が高くなり高スコアが出ます。逆に、全体の平均が高い場合、自分が良い結果を出しても、偏差値は高くならずスコアも思ったより伸びません。
つまり、全体の平均が低いときには得点が伸びやすいです。そして、その全体の出来が悪いのが夏シーズンだと言われています。TOEICは就職のために利用されることが多く、就職時期(3~6月)前の冬シーズンには、TOEIC対策をした大学生が多数受験するため、冬シーズンは全体の出来が高いと言われています。逆に夏シーズンは対策した就活生が受験しないため、全体の平均が低くなる傾向があるそうです。
夏シーズンに、自分がある程度対策すれば、全体平均に対して良い結果が出るので、スコアも伸びやすいと言われています。この話を頭に入れておいて、受験する時期を決定すると良いと思います。
スコアを上げる道具
マークシート用のシャープペン
「丁寧にマークシートを塗る必要はありません。マークシートを処理する機械の精度は非常に高いです。」 と先ほど紹介しました。
マークシート用のシャープペンを使えば1本の線を書けば十分です。これだけで、マークシートを塗る時間を3分から1分30秒ほどに短縮できます。この方法で、マークにかける時間を1分30秒削れば、パート5の短文問題を4問(20点)程度、狙うことができます。
細いシャープペンでぐるぐる色塗りをしている時間は非常にもったいないので、短縮できる点は短縮していきましょう。
マークシートを印刷して使おう
マークシートの記入にかかる時間を無視して、本番形式の問題を解いていると、本番で思ったよりも時間が足りず、スコアが落ちることがあります。勉強の段階からマークシートを使用して問題に取り組むようにしましょう。TOEICのマークシートはネットで検索するとたくさん出てきますので、保存して印刷して使用しましょう。
まとめ
今回は努力することなく、すぐにスコアアップを狙える方法について説明しました。基本的にはしっかりと対策して根本的にスコアを上げることが大切ですが、どうしても目標のスコアに届かない場合には視点を変えて、テクニックや裏技を導入してみるのはアリです。参考にできそうなことがありましたら実践してみて下さい。
根本的にTOEICスコアを上げたい方は、私が400点台から935点までスコアを伸ばした時の勉強法も良かったら参考にしてみて下さい。
- リスニングの勉強法
- 「オンライン英会話でリスニングを伸ばす方法」(リスニングが苦手な人向け)
- 「海外ドラマでリスニングを伸ばす方法」
- Part5の勉強法
- Part6の勉強法
- Part7の勉強法
- 「Part7を高速で対策できる問題集」(700点以上向け)